はじめまして!『MEラボ』管理人のユウタです。
このブログでは、臨床工学技士(ME)として日々勉強していることのアウトプットや、国家試験・業務に役立つ知識をまとめて発信しています。
記念すべき第1回のテーマは、透析業務の基本中の基本である「透析の原理(拡散とろ過)」についてです。
「教科書を読むと難しく書かれていて頭に入らない…」という若手や学生さんに向けて、イメージ重視でシンプルに整理しました!
- 透析の2大原理「拡散」と「ろ過」
人工透析(HD)で血液中の老廃物を除去し、水分を調整する仕組みは、大きく分けて「拡散」と「ろ過」の2つの現象を利用しています。
拡散(Diffusion)=「小分子(老廃物)」を除去する
イメージ: 濃いカルピスに水を足すと、全体が同じ濃さになろうと混ざり合う現象。
仕組み: 濃度の高い方(血液)から、濃度の低い方(透析液)へ溶質が移動します。
除去できるもの: 尿素窒素(BUN)、クレアチニン(Cr)、カリウム(K)などの小分子物質。
ろ過(Filtration)=「水(余分な水分)」を除去する
イメージ: コーヒーフィルターに圧力をかけて、液体だけを押し出す現象。
仕組み: 半透膜の両側に圧力差(膜透過圧:TMP)をかけることで、血液側の水分を強制的に透析液側へ絞り出します(除水)。
効果: 体内に溜まった余分な水分を取り除きます。 - なぜ「向流(すれ違い)」で流すのか?
透析器(ダイアライザー)の中では、血液と透析液が「逆方向」に流れています(対流・向流)。
同じ方向に流してしまうと、途中で血液と透析液の濃度が同じになり、拡散が止まってしまいます。
逆方向に流すことで、常に「血液の方が濃度が高い」状態をキープでき、効率よく限界まで老廃物を除去できる仕組みになっています。 - 今後の意気込みとまとめ
今回は透析の超基本である「拡散」と「ろ過」についてまとめました。
拡散: 濃度差で「老廃物(小分子)」を捨てる
ろ過: 圧力差で「水」を捨てる
最初は言葉や数式で覚えようとせず、まずは「身近な現象のイメージ」で頭に入れるのがおすすめです!
これからも臨床で学んだことや、国試対策に役立つ情報をわかりやすく発信していきますので、ぜひチェックしてみてください。

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